低血圧症

 収縮期血圧(最高血圧)が 100mmHg 以下を低血圧と言います。原因が特にないものを本態性低血圧、原因がわかっているものを症候性低血圧と言います。症候性低血圧の原因としては、副腎不全、下垂体不全、甲状腺機能低下症、脱水等があります。
 本態性低血圧の場合、立ちくらみや倦怠感がなければ特に問題はなく、統計上はむしろ長生きできるというデーターもあります。しかしながらこれらの症状のある方は、水分、塩分、蛋白質を十分に摂るなどして、循環血液量を増やし、血圧を上げる工夫をすることが必要です。また普段の生活では,立ち上がる動作はゆっくり行うというような習慣をつけておくとよいでしょう。弾性ストッキングを着用して、血液ができるだけ上半身に行きやすいようにするのも有用ですが、夏は暑く、ちょっと辛いかもしれません。血圧を上げる薬剤もあり、症状の強い方は、ためしてみるのもよいでしょう。


京都市中京区 内科皮膚科 西村医院
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